県民共済は、37都道府県で実施されています。
居住地あるいは勤務先のある都道府県の共済に加入する形となりますが、都道府県によって、保障内容などや名称に若干の違いがあります。
種類としては、
生命共済と
火災共済があります。
このページでは、おもに生命共済に焦点をあてメリット・デメリットから入り方・選び方をお話します。
共済という言葉に馴染みがない人は、「保険」という言葉に読み替えてしまってもOKですよ!
(堅苦しいのは嫌ですよね!本質を理解できればいいのです。ただし!県民共済は、民間保険で言うところの「生命保険+医療保険の抱合せ保険」です。これは、いわゆる人気の「共済」の一番の特徴ですね!)
県民共済とは、「県民」という名の通り、居住地か勤務地の都道府県の共済に加入する
ことになります。
(東京都なら都民共済、京都府・大阪府は府民共済、北海道は道民共済と呼ばれますが!)
ただ、非常に分かりにくいことに神奈川県だけは、県民共済ではなく全国共済と呼ばれています。
なぜなら、「かながわ県民共済」という独立生協共済がすでに存在していたからで、
混同を避けるために全国共済というように呼ばれるようになりました。
でも、余計ややこしい名前をつけたなと思いますが(涙)
ですから、全国共済は県民共済ですが、「かながわ県民共済」や愛知県の「ライフ共済」
「火災共済」などは、独立生協共済と呼ばれていて、県民共済とはまったく関係がありません。
県民共済に加入するつもりだったのに間違えて加入してしまった、
なんてことがないように注意して下さいね!
もう一点、注意が必要な事があります。
県民共済は、47都道府県の全てにあるわけではなく、
山梨県、福井県、鳥取県、徳島県、愛媛県、高知県、佐賀県、沖縄県にはありません。
そのため、県民共済の加入者が県民共済のない県へ転居した場合、県民共済が継続できない場合もあるんです。
商社マンさんや銀行マンさんなど、転勤が多い人は要注意ですよ!
また、県民共済は、全国生活協同組合連合会(全国生協連)が元受になっており、
銀行の窓口で加入することができるため、共済の中でも入りやすい商品になっています。
保険業界満足度アンケート(日経ビジネス06年6月26日号「アフターサービス満足度ランキング」)では堂々の第1位。
同じ保障内容なら、天下一安い保険料で済みますよ!(民間保険対比)
非営利で運営されているので、人件費や広告費を最小限に抑え、安さが実現できるのです。
ただ、その言葉に踊らされちゃあいけません!!
どんなに安くても保障内容がぴったり合っていなければ安物買いの銭失い。
必ず、必要保障内容を計算し、ぴったり合致した人ならお勧めの商品です。
(ご参考:必要保障額シミュレーション、医療保険は必要か)
≫次は、決断の鍵をにぎる「県民共済のメリット・デメリット」に進みましょう!